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2026.10.23
|代表コラム
藤井直哉
給与や待遇だけではない、「会社を選ぶ理由」とは何か。人が集まる組織には、理由がある。その理由は、働く人の誇りから生まれる。
「どんな会社で働きたいですか?」
そう聞かれたとき、多くの人が給与や休日、福利厚生、働きやすさを思い浮かべると思います。どれも大切な条件です。でも、人が本気で「ここで働きたい」と思う理由は、条件だけでは生まれないと自分は考えています。
会社がどんな未来を目指しているのか。そこで働く人たちが、何に本気になっているのか。自分の仕事が、誰の役に立っているのか。そして、その挑戦に自分も加わりたいと思えるか。
最後に人の心を動かすのは、制度ではなく、そこにいる人と会社の想いです。
Piicは、採用、ブランディング、クリエイティブ、SNS、AIを通じて、企業が選ばれる理由をつくる仕事をしています。その中で強く感じるのは、採用とは会社をよく見せることではないということです。どれだけ格好いい採用サイトをつくっても、どれだけ魅力的な言葉を並べても、そこで働く社員が会社の未来を信じていなければ、その違和感は伝わります。
反対に、完璧な会社ではなくても、目指す未来に嘘がなく、働く人たちが本気で前へ進んでいる会社には、人が集まると思っています。
会社の本当の採用メッセージは、経営者の言葉ではなく、社員の背中に現れる!!

Piicは、滋賀で生まれたローカルベンチャーです。東京にある大企業でも、最初から資金や人材、実績に恵まれていた会社でもありません。起業し、挫折した自分が、「滋賀をかっこいい街にしたい」という想いから始めた、まだ小さな会社です。
地方だからできない。若いから任せてもらえない。実績がないから挑戦できない。
そんな言葉を聞くたびに、僕は悔しさを感じてきました。生まれた場所や年齢で、挑戦できる未来が決まってしまう社会にはしたくない。だから自分たちは、滋賀から勝てることに意味があると思っています。
滋賀だから挑戦するのではない。滋賀で勝てることを証明したい。
滋賀から、西日本へ。滋賀から、日本へ。そして、いつか世界へ。夢物語だと言われるかもしれませんが、誰かが本気で信じ、最初の一歩を踏み出さなければ、未来は何も変わらないです。

AIによって、これまで人が担ってきた仕事の多くが変わっていきます。技術や知識だけでは、差がつきにくい時代になるかもしれません。それでも、「この人と一緒に頑張りたい」「この仲間と未来をつくりたい」という感情は、人にしか生み出せません。
誰かを信じること。背中を押すこと。挑戦を応援すること。一人では諦めそうな夢を、仲間と一緒に追い続けること。これからの時代、会社に残る価値は、そこにあると思っています。
自分たちは、まだ何者でもありません。完成された会社でもありません。だからこそ、ここには挑戦できる余白がある。誰かが用意した会社ではなく、自分たちの手でPiicの未来をつくることができます。
誰かが挑戦する姿。仲間の成長を喜ぶ姿。苦しいときにも逃げず、未来を語る姿。その一つひとつが、人の心に「ここで働きたい」という感情を生み出します。選ばれる会社は、会社をよく見せることからは生まれません働く人が、自分の会社と仕事を誇れるようにすることから始まります。
いつか、滋賀で挑戦する若者たちが自分たちの姿を見て、
「地方からでも、できる」
「自分たちにも、できる」
そう思ってくれたら、Piicの挑戦には大きな意味があると思います!!
人が集まる組織には、理由がある。僕たちはこれからも、滋賀から、その理由をつくり続けます!!
