“裸足で草の上に立つ”という技術をビジュアルで伝える
「BOGT(Barefoot on Grass Technology)」は、人間本来の正しい姿勢や歩行を導き出す感覚を、ソール構造により再現した革新的なテクノロジー。大地に素足で立ったときの“踵が沈み込む感覚”を科学的に再構築し、サンダルやシューズに応用したプロダクトのブランドロゴを担当しました。ロゴデザインにおいては、単に技術名を示すだけでなく、“感覚”や“重心の沈み”を視覚化し、BOGTの思想と使用体験を同時に伝えることを意識しました。

足元の安定感と、自然とのつながりをロゴで表現
ロゴマークのモチーフとなったのは、大地に沈み込む踵のシルエット。この曲線的な沈み込みのラインは、視覚的にも重心が下へ向かう印象を与え、BOGTのコアである“裸足感覚”を表現しています。また、ロゴタイプには幅の揃ったサンセリフ系のフォントを使用。これは、“姿勢を安定させるサンダル”という製品機能と調和させ、見た目にも安定感と信頼性を与える意図を込めています。全体の構成はシンプルながら、1つひとつの造形に「意味と体験の翻訳」が込められた設計です。
