転職理由ランキング【年代別に解説】20代・30代・40代・50代の本音

転職を考える人が抱える理由は多岐にわたりますが、年代によってその傾向は大きく異なります。
この記事では、2024年の最新データも参考にしながら、年代別の転職理由ランキングを詳しく解説します。
求職者がどのような思いで転職を決意するのか、その本音を知ることは、採用活動におけるミスマッチを防ぎ、候補者の深い理解につながります。
年代ごとのキャリア観や価値観の違いを把握し、効果的な採用戦略を立てるための情報を提供します。

転職理由の総合ランキングTOP3

dodaが発表した2022年の調査によると、転職理由の総合ランキングは1位が「給与が低い・昇給が見込めない」、2位が「労働時間・休日への不満」、3位が「会社の将来性が不安」でした。
この傾向はリクルートエージェントの2021年の調査でも同様で、給与や待遇への不満が上位を占めています。
厚生労働省の雇用動向調査でも、給与や労働時間といった労働条件が常に上位に挙がっており、これらの項目は転職を考える際の普遍的な動機といえます。
年代や性別を問わず、自身の働きに対する正当な評価や、プライベートとの両立を求める声が多いことが読み取れます。

ポジティブな転職理由とネガティブな転職理由の違いとは

転職理由は、大きく「ポジティブな理由」と「ネガティブな理由」に分けられます。
ポジティブな理由とは、「スキルアップしたい」「新しい分野に挑戦したい」など、自身の成長やキャリアアップを目的とした前向きな動機を指します。
一方、ネガティブな理由は「給与が低い」「人間関係が悪い」といった、現状の職場環境に対する不満が起点となるものです。
採用担当者は、ネガティブな理由を持つ応募者に対して、同じ理由で再び離職するリスクがないか慎重に判断する傾向があります。
そのため、たとえ不満がきっかけであったとしても、それを前向きな目標に転換して伝える工夫が求められます。

【20代】転職理由ランキング｜キャリア形成への関心が鮮明に

社会人としてのキャリアをスタートさせたばかりの20代は、将来的なキャリア形成に対する関心が非常に高い世代です。
初めての就職先で経験を積む中で、理想と現実のギャップを感じたり、より専門的なスキルを身につけたいと考えたりすることが多く見られます。
そのため、20代の転職理由には、給与や待遇といった条件面だけでなく、成長環境やキャリアパスを重視する傾向が顕著に表れます。
今後のキャリアの土台を築く重要な時期として、現職では得られない経験やスキルを求めて転職を決意する人が少なくありません。

20代のリアルな転職理由ランキングTOP3

20代の転職理由については、複数の調査が行われており、順位にはやや違いがあります。
しかし、どの調査結果にも共通して「労働環境」「人間関係」「給与」への不満が上位に挙がっています。

① 労働時間・環境への不満

KOTORA JOURNALの調査では、「労働時間や環境への不満」が第1位。
長時間労働や休日出勤など、働き方そのものへの不満が転職の大きなきっかけとなっています。

特に20代は、営業職や小売・サービス業など、シフト制や不規則勤務になりやすい職種に多く就いており、
ワークライフバランスを取りづらい現実があります。
「自分の時間を確保したい」「もっと柔軟に働ける環境へ変えたい」という声が目立ちます。

② 人間関係の悩み・社内の雰囲気

次に多いのが、「人間関係の悩み」や「職場の雰囲気」への不満です。
dodaの調査では、4年連続で2位に「人間関係が悪い／うまくいかない」がランクインし、
3位にも「社内の雰囲気が悪い」が続いています。

上司や同僚との関係性が悪いと、評価にも影響したり、心理的な負担が増したりすることから、
「職場の人間関係」は転職理由の中でも特に深刻なテーマと言えます。

③ 給与・待遇への不満

そして3つ目は、「給与が低い・昇給が見込めない」という理由です。
特に20代前半では、まだ給与水準が高くないことや、
頑張りが正当に評価されにくい職場に対して不満を感じやすい傾向があります。

「成果を出しても給与が上がらない」「同世代よりも年収が低い」など、
キャリアの初期段階だからこそ感じる格差が、転職を検討するきっかけになっています。

20代に多い「スキルアップできない」という悩み

20代の転職理由として、「スキルアップできない」「専門スキルが身につかない」という悩みは多く聞かれます。
社会人経験が浅い20代にとって、将来の市場価値を高めるためのスキル習得は重要な関心事です。
しかし、配属された部署の業務が定型的なルーティンワークばかりであったり、十分な教育体制が整っていなかったりする環境では、成長を実感できずに焦りを感じてしまいます。
このままではキャリアが停滞してしまうという危機感から、より専門性を高められる環境や、挑戦の機会が与えられる企業への転職を希望するようになります。

【30代】転職理由ランキング｜年収とキャリアの岐路

30代はキャリアにおける重要な岐路に立つ年代です。
ある程度の経験とスキルを身につけ即戦力として期待される一方で、今後のキャリアの方向性やライフプランを具体的に考える時期でもあります。
そのため転職理由としては、これまでの経験を活かした年収アップを目指す動きが活発になります。
また管理職への昇進や専門職としてのキャリア深化など、自身の市場価値をいかに高めていくかという視点が転職活動の大きな動機付けとなります。

30代のリアルな転職理由ランキングTOP3

30代の転職理由としては、「給与」「会社の将来性」「働き方」の3つが上位を占めます。
キャリアの中堅層に差し掛かるこの世代では、より現実的かつ長期的な視点で転職を考える傾向が強いのが特徴です。

① 給与が低い・昇給が見込めない

dodaの調査によると、30代の転職理由で最も多いのは「給与が低い」「昇給が見込めない」という回答です。
特にSE・ITエンジニア、マーケターなど専門スキル職では、
「自分のスキルが正当に評価されていない」「成果に対して報酬が見合っていない」と感じる声が増えています。
スキルアップや資格取得に時間をかけてきた30代だからこそ、
年収や待遇への納得感を求めて転職を検討するケースが多く見られます。

② 会社の将来性が不安

次に多いのが、「会社の将来性への不安」です。
30代は、企業の中核を担う世代。
経営方針や事業戦略に直結する立場になるほど、
「このまま会社にいて、成長できるのか」「事業がこの先も続くのか」といった将来性への意識が高まります。
業績の伸び悩みや経営陣の方針転換など、
組織の変化を肌で感じたことで転職を決意する人も少なくありません。

③ 残業が多い・休日が少ない

3位には、「残業の多さ」「休日の少なさ」など、働き方に関する不満が挙がります。
20代に比べて家庭や育児との両立を意識する人も増えるため、
長時間労働や休日出勤が続く環境では、転職を検討するきっかけになりやすいです。
「仕事と生活のバランスを整えたい」「健康的に働ける職場へ移りたい」という、
ライフステージの変化に伴う前向きな転職理由も多く見られます。れます。

30代が「ワークライフバランス」を重視し始める背景

30代になると、結婚や出産、子育て、住宅購入といったライフイベントを経験する人が増えるため、ワークライフバランスを重視する傾向が強まります。
20代の頃のように仕事一辺倒ではなく、プライベートの時間も大切にしたいという価値観が芽生えるのです。
長時間労働が常態化している職場や、休日出勤が多い環境では、家庭との両立が困難になります。
そのため、残業時間の削減や有給休暇の取得しやすさ、リモートワークや時短勤務といった柔軟な働き方ができる企業を転職先に選ぶ人が増加します。

【40代】転職理由ランキング｜会社の将来性と自身の貢献

40代は、これまでのキャリアで培った豊富な経験やスキルを持つ年代であり、転職市場では管理職や専門職としての活躍が期待されます。
この年代の転職では、単なる年収アップだけでなく、会社の将来性や事業の方向性を見極め、自身の経験をどのように活かして貢献できるかという視点が重要になります。
組織の中核を担うポジションにいることが多いため、経営層の考えや会社の課題がより具体的に見えるようになり、それが転職を考えるきっかけになることも少なくありません。

40代のリアルな転職理由ランキング

40代の転職理由に関する複数の調査を見ると、順位に多少の差はあるものの、
共通して上位に挙がるのは 「給与」「会社の将来性」「評価制度」 に関する項目です。
働き盛りの年代として、将来への安心感や納得感を求める傾向が強まります。

① 給与が低い・昇給が見込めない

最も多く挙げられるのは「給与が低い」「昇給が見込めない」という理由です。
ある調査では、約30.8%がこの項目を転職理由の1位として回答しています。

40代は家庭やローンなど経済的責任が大きくなる時期であり、
「これまでの経験や成果に対して報酬が見合っていない」と感じる人が増えます。
自らのキャリアを正当に評価してもらえる環境を求めて、転職を決断するケースが多く見られます。

② 会社の将来性が不安

次に多いのが「会社の将来性への不安」です。
この項目を理由に挙げる割合は、他の年代よりも高い傾向があります。

業績不振や事業縮小、新規事業の停滞などを目の当たりにし、
「このままでは自分のキャリアも危うい」と感じる人が増加しています。
企業依存ではなく、自分自身のキャリアを主体的に守るための転職を選ぶ40代が増えています。

③ 評価・人事制度への不満

3つ目の理由として挙がるのが「評価制度への不満」です。
長年会社に貢献してきたにもかかわらず、昇進や待遇が変わらない、
あるいは成果よりも年功序列が重視されるなど、納得のいかない評価が続くと、
「このままここにいても報われない」と感じやすくなります。

また、離職率の高さや人事の不透明さなど、組織全体への信頼感の低下も転職を後押しする要因になります。

40代で増える「会社の将来性」への不安

40代になると、管理職やベテランとして会社の内部事情に詳しくなるため、経営状況や事業戦略に対する解像度が高まります。
その中で、業界の先行きが不透明であったり、自社のビジネスモデルに限界を感じたりすると、「この会社に居続けて大丈夫だろうか」という将来性への不安が募ります。
また、若手とは異なり、転職のチャンスが限られてくるという意識も働くため、より安定した経営基盤を持つ企業や、成長分野で事業を展開する企業へ移りたいと考えるようになります。
自身のキャリアの最終着地点を見据え、慎重に次のステップを検討するのです。

【50代】転職理由ランキング｜培った経験を活かすキャリア

50代の転職は、これまでの長い職業人生で培ってきた経験や専門知識の集大成と位置づけられます。
定年退職も視野に入ってくるこの年代では、役職や年収といった条件面だけでなく、自身の経験を社会や後進のためにどう活かすかという視点が強まる傾向にあります。
マネジメント経験や高度な専門スキルを、新たな環境で役立てたい、あるいは社会貢献につながる仕事に挑戦したいという思いが、転職の大きな動機となることが特徴です。

50代のリアルな転職理由ランキング

50代の転職理由については、複数の調査でさまざまな結果が報告されています。
総じて、**「人間関係」「給与・待遇」「会社の方針・将来性」**が上位に挙げられる傾向にあります。
長年のキャリアを重ねてきたからこそ、環境面や評価への納得感を重視する人が多いのが特徴です。

① 人間関係への不満

KOTORA JOURNALの調査では、50代の転職理由の中で最も多いのが「人間関係」でした。
豊富な経験や知識を持ちながらも、職場内での価値観の違いや、若手上司との関係性にストレスを感じるケースが増えています。
長年築いたスタイルを尊重されずに意見を通しづらくなったり、役職定年後の立場変化に戸惑ったりすることが、転職のきっかけとなることもあります。

② 給与・待遇への不満

リクルートエージェントの調査では、「給与が低かった」「昇給が見込めない」といった理由も上位に挙がっています。
定年までの限られた期間で安定した生活を維持するため、収入面での不安を抱く人も多い傾向です。
また、成果や貢献度に対して正当に評価されないと感じると、
「まだ自分を必要としてくれる場所で働きたい」という思いから転職を決意するケースも見られます。

③ 会社の方針・将来性への不安

経営方針の変化や事業の縮小など、会社の将来性に不安を感じて転職を考える人も少なくありません。
上司や経営者の判断への不満、事業内容への興味の薄れ、仕事へのやりがいの欠如などが重なることで、
「このまま定年まで働くのは難しい」と考えるようになるケースもあります。

50代が「やりがい」や「社会貢献」を求める理由

50代になると、金銭的な報酬や地位だけでなく、仕事そのものの「やりがい」や「社会貢献」といった精神的な充足感を重視する人が増えます。
長年のキャリアを通じて得た豊富な知識やスキルを、次世代の育成や社会課題の解決に役立てたいという思いが強くなるためです。
企業の顧問やアドバイザーとして若手経営者を支援したり、NPO法人などで社会的な活動に取り組んだりするケースも見られます。
キャリアの最終段階において、自身の存在価値を再確認し、後世に何かを残したいという欲求が、こうした動機につながっています。

男女別の転職理由ランキングに見られる傾向の違い

転職を考える理由は、性別によっても異なる傾向が見られます。
一般的に、男性はキャリアアップや収入増を重視する傾向が強いのに対し、女性は労働環境やワークライフバランスを重視する傾向があります。
これは、結婚や出産、育児といったライフイベントがキャリアに与える影響が、依然として女性の方が大きいことが背景にあると考えられます。
もちろん個人差はありますが、こうした全体的な傾向を把握することは、多様な人材を確保する上で重要です。
男女それぞれの視点を理解することで、より魅力的な職場環境の整備につなげられます。

男性に多い転職理由ランキングTOP3

dodaが2023年7月から2024年6月に実施した調査によると、男性の転職理由の1位は「給与が低い・昇給が見込めない」でした。2位には「人間関係が悪い／うまくいかない」、3位には「社内の雰囲気が悪い」が挙げられています。リクルートエージェントの調査では、年代によって転職理由の傾向が異なることが示されています。

一家の生計を支える役割を担うケースが多いことから、収入に対する関心は非常に高いです。また、自身のキャリアパスと会社の成長性を重ね合わせ、より高いポジションや責任のある仕事を求めて転職を決意する人も少なくありません。現状の評価や待遇に満足できず、自身の能力をより高く評価してくれる企業へ移りたいという、挑戦的な動機が目立ちます。

女性に多い転職理由ランキングTOP3

女性の転職理由では、1位「給与が低い・昇給が見込めない」、2位「労働時間・休日への不満」、3位「人間関係が悪い」が上位に挙げられることが多くなっています。
給与への不満は男女共通ですが、女性はそれに加えて、労働時間や休日といった働き方の柔軟性を重視する傾向が顕著です。
結婚や出産などのライフステージの変化に対応できる職場環境を求める声が大きく、育児休業制度の充実度や復帰後のサポート体制なども、企業選びの重要な判断基準となります。
また、職場の人間関係を理由に挙げる割合も、男性より高い傾向が見られます。

面接官に好印象を与える転職理由の伝え方

転職理由は、面接で必ず質問される重要な項目の一つです。
採用担当者はこの質問から、応募者の仕事に対する価値観や志望動機との一貫性、そして何より「同じ理由でまた辞めてしまわないか」という定着性を確認しようとしています。
そのため、たとえネガティブな理由がきっかけであったとしても、それを前向きな言葉に変換し、応募先企業で実現したいことと結びつけて伝えることが重要です。
単なる不満で終わらせず、自身のキャリアプランに基づいた建設的な理由として説明することで、面接官に好印象を与えられます。

【例文あり】ポジティブな転職理由を魅力的に伝えるコツ

スキルアップしたいといったポジティブな転職理由を伝える際は、具体性が重要です。
なぜそのスキルが必要だと考えたのか、そして、なぜ応募先企業でなければそのスキルが身につかないのかを明確に説明します。
例えば、現職では主に既存顧客へのルート営業を担当してきましたが、今後は新規開拓のスキルを磨き、市場を切り拓く経験を積みたいと考えています。
特に貴社が注力されている〇〇業界へのアプローチにおいて、これまでの経験を活かしつつ、新たな挑戦をしたいです。のように、自身の経験と企業の事業内容を結びつけて語ることで、説得力が増し、入社意欲の高さをアピールできます。

【ポイント】ネガティブな転職理由を前向きな表現に

「給与が低い」「人間関係が悪い」といったネガティブな理由は、伝え方を工夫しないと他責思考や不満が多い人物という印象を与えかねません。
こうした理由を伝える際は、前向きな目標達成のための手段として転職を位置づけることが大切です。
例えば、「給与が低い」という理由は、「成果が正当に評価され、それが報酬として反映される環境で、より高いモチベーションを持って貢献したい」と言い換えられます。
「人間関係が悪い」であれば、「個人プレーよりも、チームで協力し合いながら目標を達成する社風の中で働きたい」と表現できます。
不満を述べるのではなく、理想の働き方を実現するための転職であると伝えることがポイントです。

よくあるご質問

Q1:転職理由が複数ある場合、どれを伝えれば良いですか？

A1:応募先の企業理念や事業内容に最も合致し、自身の志望動機と強く結びつく理由を優先して伝えましょう。一貫性のあるストーリーとして説明することが重要です。

Q2:短期間での転職理由はどのように説明すれば良いですか？

A2:入社前に抱いていたイメージと、入社後の実態との間にギャップがあったことを正直に説明します。その上で、その経験から何を学び、次はどのような基準で企業を選んでいるのかを具体的に伝え、前向きな姿勢を示しましょう。

Q3:転職理由で嘘をついても良いですか？

A3:嘘は絶対に避けるべきです。経歴や事実と異なる説明は、後で矛盾が生じ、信頼を失う原因となります。最悪の場合、経歴詐称とみなされるリスクもあります。

Q4:会社の倒産やリストラが理由の場合はどう伝えれば良いですか？

A4:個人の責任ではないため、事実を客観的かつ簡潔に伝えます。その上で、予期せぬ状況にどう向き合い、何を考えたのかを述べ、その経験をバネに次のキャリアでどう貢献したいかを前向きに語ることが大切です。

Q5:面接官は転職理由のどこを見ていますか？

A5:応募者のストレス耐性、課題解決能力、自社とのカルチャーマッチ、そして前向きな姿勢を見ています。他責にしていないか、入社後に同じ不満を抱かないか、自社で長く活躍してくれる人材かを見極めようとしています。

まとめ

転職理由は、個人のキャリア観やライフステージを反映する鏡であり、年代や性別によってその内容は大きく異なります。
20代ではキャリア形成への意欲が、30代では年収とワークライフバランスが、40代以降では会社の将来性や自己実現が重要なテーマとなります。
採用担当者としては、これらのランキングに表れる求職者の本音を深く理解し、一人ひとりの背景に寄り添う姿勢が求められます。
表面的な理由だけでなく、その裏にある価値観や動機を汲み取ることが、採用のミスマッチを防ぎ、入社後の活躍を促す上で不可欠です。

採用活動において本当に大切なのは、数字ではなく「伝わり方」です。
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