
自社に合う人材を採用したいと考えたとき、数多くの求人媒体の中からどれを選べば良いか迷うことはありませんか。
本記事では、おすすめの求人媒体をランキング形式で紹介し、料金や特徴を徹底比較します。
転職市場で人気のサービスの一覧や、費用対効果を高めるための料金比較のポイントも解説。
価格だけでなく、自社の採用課題を解決できる最適な求人媒体を見つけるための比較表としてもご活用ください。

Index
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そもそも求人媒体とは?主な3つの種類と仕組みを解説
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求人広告サイト:多くの求職者にまとめてアプローチできる
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ダイレクトリクルーティング:企業から候補者へ直接スカウトを送れる
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求人検索エンジン:無料で求人情報を掲載できるサービスもある
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失敗しない求人媒体の選び方!比較すべき4つの重要ポイント
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ポイント1:採用したいターゲット層が利用しているか
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ポイント2:料金プランと費用対効果が見合っているか
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ポイント3:自社の業種や職種に強みを持っているか
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ポイント4:採用業務を効率化できる機能は充実しているか
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【目的別】おすすめの求人媒体ランキング20選を徹底比較
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幅広い層にアプローチできる総合型求人媒体5選
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若手・第二新卒の採用におすすめの求人媒体4選
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即戦力となる経験者・ハイクラス採用におすすめの求人媒体4選
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IT・Web業界のエンジニア採用におすすめの求人媒体4選
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アルバイト・パートの採用におすすめの求人媒体3選
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求人媒体の効果を最大化させる3つの運用テクニック
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テクニック1:採用ペルソナを明確にして訴求ポイントを絞り込む
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テクニック2:求職者の視点に立って仕事の魅力を具体的に伝える
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テクニック3:スカウト機能を活用して潜在的な候補者にもアプローチする
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よくある質問
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Q. 求人媒体の料金体系にはどんな種類がありますか?
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Q. 無料で求人を掲載することはできますか?
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Q. 求人媒体と人材紹介(エージェント)の違いは何ですか?
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Q. 応募が来ない場合、どうすればいいですか?
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Q. 複数の求人媒体を同時に利用するメリットはありますか?
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まとめ
そもそも求人媒体とは?主な3つの種類と仕組みを解説
求人媒体とは、企業が人材を募集するために利用するメディアの総称です。
かつては紙媒体が主流でしたが、市場のトレンドはネットやアプリへと移行しています。
求人媒体の特徴は、種類によって仕組みやアプローチできる層が違う点にあります。
媒体とは何か、その意味を理解し、現在の採用市場の傾向を知ることが重要です。
主な種類として「求人広告サイト」「ダイレクトリクルーティング」「求人検索エンジン」の3つがあり、それぞれに違いがあります。
採用代行を行うエージェントとは異なり、企業自身が採用活動の主体となるのが求人媒体の特徴です。
求人広告サイト:多くの求職者にまとめてアプローチできる
求人広告サイトは、Webサイトに自社の求人情報を広告として掲載する、最も一般的な形式の求人媒体です。
大手から中小企業まで数多くの会社が利用しており、多くの登録者数やアクセス数を持つため、幅広いユーザー層にアプローチできるメリットがあります。
一方で、掲載には有料の広告費がかかり、掲載料金や掲載費用はプランによって金額が大きく異なります。
多数の企業が求人情報を出しているため、自社の広告が埋もれてしまい、応募が集まりにくいケースも考えられます。
ダイレクトリクルーティング:企業から候補者へ直接スカウトを送れる
ダイレクトリクルーティングは、企業側からデータベースに登録している候補者へ直接スカウトを送る、比較的新しいタイプの採用手法です。特に中途採用で積極的に活用されています。
企業が求めるスキルや経験を持つ人材をピンポイントで探せるため、マッチングの精度が高い点がメリット。
一方で、候補者の選定やスカウト文面の作成に工数がかかるというデメリットも存在します。
料金体系は月額固定費のほか、採用が決定した時点で費用が発生する成果報酬型(成功報酬型)のサービスもあります。
求人検索エンジン:無料で求人情報を掲載できるサービスもある
Indeed(インディード)や求人ボックス、スタンバイに代表される求人検索エンジンは、Web上にある求人情報をクローリングという技術で集約して掲載するサービスです。
自社の採用サイトがあれば、自動的に情報が転載されることもあります。
また、エアワークやエンゲージのように、無料の採用ページを作成して直接求人を投稿することも可能です。
ハローワークの求人も掲載対象となる場合が多く、無料で始められる手軽さが大きな魅力です。
より多くの求職者にアピールしたい場合は、有料の広告プランを利用して露出を増やすこともできます。
失敗しない求人媒体の選び方!比較すべき4つの重要ポイント
自社に合った求人媒体の選定は、採用活動の成否を分ける重要なプロセスです。多数のサービスの中から最適なものを見つけるためには、料金相場だけでなく、多角的な視点での比較が欠かせません。
採用を一種のマーケティング活動と捉え、各媒体の資料を参考にしながら、自社の採用戦略に合致するかどうかを見極める必要があります。ここでは、求人媒体の選び方で失敗しないための以下の比較ポイントを4つ紹介します。
ポイント1:採用したいターゲット層が利用しているか
ポイント2:料金プランと費用対効果が見合っているか
ポイント3:自社の業種や職種に強みを持っているか
ポイント4:採用業務を効率化できる機能は充実しているか
ポイント1:採用したいターゲット層が利用しているか
各求人媒体には、得意とするユーザーの年齢層や属性があります。
例えば、新卒や第二新卒といった若者に強い媒体もあれば、経験豊富なシニア層が多く利用する媒体も存在します。
正社員、契約社員、派遣社員など、求める雇用形態によっても最適な媒体は異なります。
中途採用で即戦力を求めるのか、ポテンシャルのある若手社員を採用したいのかなど、自社のターゲットを明確にし、その層が登録している媒体を選定することが、採用成功への第一歩です。
ポイント2:料金プランと費用対効果が見合っているか
求人媒体の費用は、掲載期間や広告の表示順位、利用できる機能によって様々です。
単純に安いプランを選ぶのではなく、採用目標を達成できるかを考える必要があります。
例えば、1名あたりの採用にかけられるコストを算出し、それに見合った料金プランかを見極める視点が求められます。
初期費用を抑えたい場合は成果報酬型の媒体を、広く応募者を集めたい場合は掲載期間が長いプランを選ぶなど、予算と採用計画に合わせた媒体を選定します。
ポイント3:自社の業種や職種に強みを持っているか
総合的な求人媒体だけでなく、特定の分野に特化した専門媒体も多数存在します。
例えば、IT業界のエンジニア採用に強いWebサイトや、介護・看護師など医療・福祉分野専門の媒体、建築・建設業の施工管理に特化したサービスなどです。
他にも、営業職や飲食店のスタッフ、英語力を活かせる仕事、スタートアップ企業に特化した媒体もあります。
自社の業種や募集職種に強みを持つ媒体を選ぶことで、求めるスキルを持つ人材に出会いやすくなります。
ポイント4:採用業務を効率化できる機能は充実しているか
多くの求人媒体には、応募者管理や面接の日程調整、スカウトメールの配信といった、採用担当者の業務をサポートする機能が備わっています。
これらの機能を活用することで、煩雑な事務作業の負担を減らし、候補者とのコミュニケーションといったコア業務に集中できます。
例えば、ネオキャリアやアイデムなどが提供する採用管理システムと連携できる媒体もあります。
自社の採用フローを整理し、どのような機能があれば業務が効率化されるかを事前に検討しておくことも、媒体選定の重要な視点です。
【目的別】おすすめの求人媒体ランキング20選を徹底比較
ここでは、具体的におすすめの求人媒体を目的別に分類し、ランキング形式で比較しながら紹介します。
リクルートやマイナビといった大手総合サイトから、特定の職種や地域に特化した専門サイトまで、多様なサービスを取り上げます。
4月の新年度に向けた採用活動や、関西、九州、東北、北海道といった地方、あるいは京都や千葉など特定のエリアでの求人にも対応できる媒体が見つかります。
自社の採用ニーズに合わせて、最適なサービスを探してみてください。
幅広い層にアプローチできる総合型求人媒体5選
特定の業種や職種に限定せず、様々な経歴を持つ求職者に向けて広くアプローチできる総合型の求人媒体です。
圧倒的な登録者数と知名度を誇るため、多様な人材の中から自社にマッチする候補者を見つけたい場合に適しています。
幅広い母集団を形成したい企業にとって、まず検討すべき選択肢といえます。
媒体名 | 特徴 | 強み | おすすめ企業 |
---|---|---|---|
マイナビ転職 | 全国的に知名度が高く、20~30代利用者が多い | 地方採用に強く、転職フェアも充実 | 若手人材や地域での採用を強化したい企業 |
doda | 業界最大級の会員数と多角的な採用機能 | 求人広告+人材紹介+スカウトを一括活用可能 | 幅広い採用手法を組み合わせたい企業 |
エン転職 | 口コミ機能でリアルな企業情報を発信 | 定着率向上につながる求人原稿 | ミスマッチを減らし、長期定着を重視する企業 |
リクナビNEXT | 国内最大級の会員数とスカウト機能 | AIによる最適マッチング | 幅広い層に効率的にアプローチしたい企業 |
type | 一都三県での採用に強み | ITエンジニア・営業職の即戦力人材が豊富 | 都市部で専門職採用を強化したい企業 |
マイナビ転職|全国の20代~30代に強い大手転職サイト
マイナビ転職は、全国的な知名度を誇り、特に20代から30代の若手・中堅層から高い支持を得ている大手転職サイトです。
日本全国に拠点を構え、各地域の採用事情に精通しているため、地方企業の採用活動にも強みを発揮します。
Webサイトでの求人掲載に加え、大規模な転職フェアを頻繁に開催しており、求職者と直接対話できる機会も豊富です。
多岐にわたる業種・職種の求人を扱っているため、初めて中途採用を行う企業でも安心して利用できます。
doda|業界最大級の会員数を誇り転職イベントも豊富
dodaは、業界トップクラスの会員数を有する総合転職サービスです。
求人広告の掲載はもちろん、人材紹介サービスやダイレクトリクルーティング機能も同じプラットフォーム上で提供している点が大きな特徴。
これにより、複数の採用手法を組み合わせた多角的なアプローチが可能です。
全国各地で大規模な転職イベントやセミナーを定期的に開催しており、求職者との接点を多様に創出できます。
専門職から未経験者歓迎の求人まで幅広く網羅し、企業の様々な採用ニーズに応えます。
エン転職|独自の正直な口コミで入社後のミスマッチを防ぐ
エン転職は、日本最大級の会員数を誇る転職サイトであり、サイト内に掲載される「クチコミ」機能が他社との大きな差別化要因です。
現社員や元社員による企業のリアルな評価を求職者が閲覧できるため、入社後のギャップを減らし、定着率の向上に貢献します。
また、専門のディレクターが求人広告の取材を行い、第三者の視点から企業の魅力を客観的に引き出すことで、質の高い求人原稿を作成してくれる点も強みです。
リクナビNEXT|多様な職種・業種の求人情報が充実
リクルートが運営するリクナビNEXTは、その圧倒的なブランド力と登録者数で知られる国内最大級の転職サイトです。
あらゆる業種・職種の求人情報が網羅されており、多様なキャリアを持つ人材が登録しています。
独自のAI技術を用いて、求職者と企業の最適なマッチングを支援する機能や、企業から直接アプローチできるスカウト機能も充実。
幅広い年齢層のユーザーが利用しているため、様々な採用ニーズに対応可能なプラットフォームです。
type|一都三県のITエンジニア・営業職採用に定評あり
typeは、特に一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)での採用活動に強みを持つ転職サイトです。
中でもITエンジニア職と営業職の採用には定評があり、高い専門スキルを持つ人材が多く登録しています。
即戦力となる優秀な人材の採用を目指す企業にとって、非常に有効な選択肢となります。
求職者のスキルや経験を細かく絞り込んで検索できる機能も充実しており、効率的な候補者探しをサポート。
都市部での採用を強化したい企業におすすめです。
若手・第二新卒の採用におすすめの求人媒体4選
社会人経験が浅い20代の若手層や、新卒での就職から数年で転職を考える第二新卒者の採用に強みを持つ求人媒体です。
これからの成長が期待されるポテンシャル人材の獲得を目指す企業に適しています。
若手ならではの価値観や志向性に合わせたアプローチが可能です。
媒体名 | 特徴 | 強み | おすすめ企業 |
---|---|---|---|
Re就活 | 20代特化の転職サイト、登録者の9割が20代 | 第二新卒・既卒の採用に強み | ポテンシャル重視で若手を採用したい企業 |
はたらいく | 地域密着型求人サイト | 「せきらら求人」で企業文化を訴求可能 | 地元人材を採用したい中小企業や店舗 |
女の転職type | 女性の正社員採用に特化 | 働きやすさを重視したアピールが可能 | 女性活躍推進を進めたい企業 |
イーキャリア | IT・Web・ゲーム業界に強み | エンジニア・クリエイター人材が豊富 | 専門スキルを持つ若手を採用したい企業 |
Re就活|20代の採用に特化した「6年連続No.1」転職サイト
Re就活は、その名の通り20代の求職者に特化した「20代向け転職サイト6年連続No.1」を獲得している転職サイトです。
登録者の9割以上が20代で構成されており、第二新卒や既卒者を主なターゲットとしています。
若手人材の心に響くサイトデザインやプロモーションが特徴で、ポテンシャルを重視した採用を積極的に行いたい企業に最適です。
Web面接機能をはじめ、効率的な選考をサポートするツールも充実しており、スピーディーな採用活動を実現します。
はたらいく|地元で働きたい人を応援する地域密着型サイト
はたらいくは、リクルートが運営する地域密着型の求人・転職サイトです。
「地元で腰を据えて働きたい」と考える求職者が多く利用しているのが最大の特徴。
給与や休日といった条件面だけでなく、企業の風土や働く人の人柄といった定性的な魅力を伝える「せきらら求人」など、独自のコンテンツを通じて他社との差別化を図ります。
地域に根差した中小企業や店舗などが、地元の人材を採用する際に非常に効果的です。
女の転職type|女性の正社員採用に特化したサービス
女の転職typeは、正社員として長期的なキャリアを築きたいと考える女性をターゲットにした転職サイトです。
女性の採用に特化しているため、産休・育休制度や時短勤務など、女性が働きやすい環境や制度を効果的にアピールできます。
エンジニア、営業、販売、事務など、多様な職種で活躍したいと願う女性ユーザーが多数登録。
女性活躍推進に力を入れている企業が、意欲の高い候補者と出会うための最適なプラットフォームです。
イーキャリア|IT・Web・ゲーム業界の若手採用に強い
イーキャリアは、ソフトバンクグループが運営する転職サイトで、
特にIT・Web・ゲーム業界における若手人材の採用に強みを持っています。
エンジニアやクリエイターといった専門職種の求人が豊富で、
高い専門スキルを持つ20代から30代のユーザーが多く登録。
企業の魅力を多角的に伝える特集記事や、使いやすい検索機能が充実しており、
成長意欲の高い若手IT人材との精度の高いマッチングが期待できます。
即戦力となる経験者・ハイクラス採用におすすめの求人媒体4選
管理職や専門職、経営幹部候補など、豊富な経験と高度なスキルを持つハイクラス人材の採用に適した求人媒体です。
企業の成長を牽引する中核人材を探している場合に有効なプラットフォームであり、非公開求人やスカウトサービスを中心に展開されています。
媒体名 | 特徴 | 強み | おすすめ企業 |
---|---|---|---|
ビズリーチ | 会員制ハイクラス転職サイト | 即戦力人材が多数登録、年収高め | 経営幹部候補や専門職を探す企業 |
リクルートダイレクトスカウト | ヘッドハンティング型の転職サービス | 年収800万円以上の求人が中心 | 優秀な管理職・経営層に直接アプローチしたい企業 |
dodaダイレクト | doda会員DBに直接アクセス可能 | 多様な職種・業種の経験者をスカウト可能 | 幅広い経験者を効率的に採用したい企業 |
AMBI | 20代・30代の若手ハイキャリア層に特化 | 年収500万円以上の求人が中心 | 将来のリーダー候補となる若手を採用したい企業 |
ビズリーチ|管理職や専門職など優秀な人材が多数登録
ビズリーチは、管理職や専門職といったハイクラス人材に特化した会員制の転職サービスです。
企業やヘッドハンターがデータベースから候補者を直接探し出し、スカウトを送るダイレクトリクルーティングの形式を採用。
審査を通過した優秀な人材が多数登録しており、即戦力となるコア人材の採用が期待できます。
年収の高い求人が中心となっており、次世代のリーダーや経営幹部候補の採用にも広く活用されています。
リクルートダイレクトスカウト|ハイクラス層に特化したヘッドハンティングサービス
リクルートダイレクトスカウトは、リクルートが提供するハイクラス層に特化したヘッドハンティング型の転職サービスです。
登録しているヘッドハンターや採用企業が、匿名で公開された候補者の職務経歴書を閲覧し、スカウトを送る仕組み。
年収800万円以上の求人が大半を占め、経営層、管理職、高度な専門職など、事業の中核を担う人材が主なターゲット。
優秀な人材に直接アプローチしたい企業に適しています。
dodaダイレクト|dodaのデータベースから直接スカウトできる
dodaダイレクトは、転職サイトdodaが保有する国内最大級の会員データベースに対し、企業が直接アクセスして候補者にアプローチできるダイレクトリクルーティングサービスです。
dodaの幅広い登録者の中から、自社の採用要件に合致する人材を詳細な条件で検索し、個別にスカウトを送ることが可能。
多様な職種・業種の経験者が登録しているため、ニッチな職種から管理職まで、様々な採用ニーズに柔軟に対応できます。
AMBI|20代・30代の若手ハイキャリア層がターゲット
AMBIは、エン・ジャパンが運営する、20代・30代の若手ハイキャリア層をターゲットとした転職サイトです。
年収500万円以上の質の高い求人が中心で、将来の幹部候補となるポテンシャルの高い若手人材の採用を目指す企業に適しています。
自身の合格可能性をAIが判定する機能など、ゲーム感覚で転職活動を楽しめるユニークな仕掛けが特徴で、アクティブなユーザーが多い傾向にあります。
IT・Web業界のエンジニア採用におすすめの求人媒体4選
採用競争が激化しているIT・Web業界のエンジニア採用に特化した求人媒体です。
技術スキルや開発経験、カルチャーフィットといった、エンジニア採用特有の視点を重視したマッチングが可能です。
専門性の高い人材を求める企業にとって不可欠なツールとなっています。
媒体名 | 特徴 | 強み | おすすめ企業 |
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Green | IT・Web特化の成功報酬型サイト | 現場エンジニアや経営層も直接アプローチ可能 | カルチャーフィットを重視した採用をしたい企業 |
Wantedly | ビジョンや共感を軸にしたビジネスSNS | 潜在層へのアプローチや共感採用が可能 | スタートアップや理念共感を重視する企業 |
paiza | スキルチェックによるマッチング | プログラミング力を可視化して採用 | 即戦力エンジニアを採用したい企業 |
転職ドラフト | ドラフト形式で年収提示スカウト | 透明性の高い選考と市場価値の把握 | スキルを正当に評価して採用したい企業 |
Green|IT/Web業界の求人が豊富でカジュアルな面談が可能
Greenは、IT・Web業界に特化した成功報酬型の転職サイトで、エンジニアやデザイナーの求人が非常に豊富です。
人事担当者だけでなく、現場のエンジニアや経営層からも候補者に直接アプローチできる仕組みが特徴。
選考前にカジュアルな面談を設定することも可能で、相互理解を深めた上での採用ができます。
企業の技術力やカルチャーをダイレクトに伝えられるため、ミスマッチの少ない採用が実現可能です。
Wantedly|企業のビジョンや理念への共感でマッチング
Wantedlyは、給与や待遇といった条件面ではなく、企業のビジョンやミッションへの「共感」を軸にしたマッチングを創出するビジネスSNSです。
特にIT・Web業界やスタートアップ企業に広く利用されています。
企業は自社の事業内容や働くメンバーの紹介などをストーリー形式で発信し、それに魅力を感じた候補者からの応募を待ちます。
「まずは話を聞きに行きたい」という気軽なエントリーも多く、転職潜在層へのアプローチに有効です。
paiza|プログラミングスキルで評価するエンジニア転職サイト
paizaは、プログラミングスキルを可視化して転職活動ができる、エンジニア専門の転職プラットフォームです。
サイト内で提供される独自のプログラミングスキルチェックテストの結果に基づいて、企業からスカウトが届くというユニークな仕組みを採用。
高い技術力を持つエンジニアが多く登録しており、スキルを最重要視した採用を行いたい企業に最適です。
実務能力の高い即戦力エンジニアとのマッチングが期待できます。
転職ドラフト|スキルを公開し企業から年収提示で指名が届く
転職ドラフトは、プロ野球のドラフト会議を模したユニークなイベントを定期的に開催しているエンジニア向け転職サービスです。
参加者は自身のスキルや経験を公開し、それを見た企業が年収を提示して指名(スカウト)を行います。
候補者は自らの市場価値を客観的に把握でき、企業は競争入札形式で優秀なエンジニアにアプローチできます。
透明性の高い選考プロセスが特徴で、スキルを正当に評価し、処遇に反映させたい企業に向いています。
アルバイト・パートの採用におすすめの求人媒体3選
主婦(夫)や学生、フリーターなど、多様な働き方を希望するアルバイト・パートスタッフの採用に特化した求人媒体です。
地域密着型の募集や、短期間・短時間のシフトに対応できる人材探しに適しており、多くの店舗や企業で活用されています。
それぞれの媒体が持つ特徴を理解し、ターゲットに合わせて使い分けることが重要です。
媒体名 | 特徴 | 強み | おすすめ企業 |
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タウンワーク | 地域密着型の求人媒体 | 幅広い年齢層にリーチ可能 | 地元の主婦・学生・フリーターを採用したい企業 |
マイナビバイト | 若年層(学生・フリーター)に強い | 短期~長期まで幅広く対応 | 若者世代へ効果的にアプローチしたい企業 |
バイトル | 動画や写真で職場を訴求可能 | リアルな雰囲気を伝え応募率向上 | 職場の雰囲気や人柄を重視して伝えたい企業 |
タウンワーク|地域密着型の求人で地元の人材を採用しやすい
リクルートが運営するタウンワークは、地域に根差した求人情報サービスとして高い知名度を誇ります。
Webサイトで情報を発信しており、幅広い年齢層にリーチできるのが強み。
特に「自宅の近くで働きたい」と考える地元の主婦(夫)や学生、フリーターといった人材の採用に非常に効果的です。
また手軽に利用開始できるため、初めてのアルバイト・パート募集にも最適です。
マイナビバイト|学生やフリーターなど若年層の採用に強い
マイナビバイトは、大手人材サービスのマイナビが運営するアルバイト情報サイトです。
特に大学生や専門学生、フリーターといった若年層のユーザーが多いのが大きな特徴。
全国の求人を幅広く網羅しており、短期・単発の仕事から長期のレギュラーバイトまで、多様な働き方のニーズに応えます。
スマートフォンアプリの使いやすさにも定評があり、デジタルネイティブな若者世代へ効果的にアプローチしたい場合に適した媒体です。
バイトル|動画や制服写真で職場の雰囲気を伝えられる
ディップが運営する「バイトル」は、求職者の知りたい情報を提供するためのユニークな機能が充実しています。応募状況がリアルタイムでわかるバロメーターや、職場の雰囲気を動画や写真で伝えられる機能は、応募へのハードルを下げます。
仕事内容だけでなく、働く仲間やオフィスの様子を視覚的にアピールできるため、求職者の不安を解消し応募を後押しします。制服の写真を掲載する機能もあり、仕事のイメージをより具体的に伝えることが可能です。
求人媒体の効果を最大化させる3つの運用テクニック
求人媒体の活用は、広告を掲載して応募を待つだけでは不十分です。
掲載後の運用方法次第で、採用効果は大きく変わります。
応募の数と質を高め、採用成功の確率を上げるためには、戦略的なアプローチが不可欠。
ここでは、求人媒体の効果を最大化させるための具体的な運用テクニックを3つ紹介します。
テクニック1:採用ペルソナを明確にして訴求ポイントを絞り込む
採用したい人物像(ペルソナ)を具体的に設定することが、効果的な求人原稿作成の第一歩です。
年齢、スキル、経験、価値観などを詳細に描き出し、その人物像に「何を伝えれば魅力的に感じるか」という訴求ポイントを絞り込みます。
例えば、成長意欲の高い若者がペルソナなら研修制度の充実度を、家庭との両立を重視する人がペルソナなら柔軟な勤務体系をアピールするなど、ターゲットに合わせた情報発信が重要です。
明確なペルソナの作成が、響くメッセージを生み出します。
テクニック2:求職者の視点に立って仕事の魅力を具体的に伝える
求職者は、給与や待遇といった条件面だけでなく、入社後にどのような経験を積めるのか、どんな仲間と働くのかといったリアルな情報を求めています。
求職者の視点に立ち、仕事のやりがいや楽しさだけでなく、大変な点や厳しさも正直に伝えることで、企業への信頼感が高まります。
仕事の魅力を具体的かつ誠実に伝えることが、入社後のミスマッチを防ぎ、結果として採用率の向上につながります。
企業の都合だけでなく、候補者が知りたい情報を提供することが大切です。
テクニック3:スカウト機能を活用して潜在的な候補者にもアプローチする
求人広告を掲載して応募を待つ「待ち」の姿勢だけでなく、企業側から積極的にアプローチする「攻め」の姿勢も重要です。
多くの求人媒体には、データベースに登録している求職者に直接メッセージを送れるスカウト機能があります。この機能を活用すれば、今すぐの転職を考えていない「転職潜在層」にもアプローチでき、新たな母集団を形成することが可能です。
一人ひとりの経歴に合わせたパーソナルなメッセージを送ることで、自社への興味を喚起し、応募へとつなげます。
よくある質問
Q. 求人媒体の料金体系にはどんな種類がありますか?
A. 主に「掲載課金型」「成果報酬型」「クリック課金型」の3種類があります。掲載課金型は、広告の掲載期間やサイズに応じて料金が発生するプランです。成果報酬型は、応募や採用が成功した時点で費用が発生します。クリック課金型は、求人情報がクリックされるごとに料金がかかる仕組みです。
Q. 無料で求人を掲載することはできますか?
A. はい、可能です。Indeedや求人ボックスなどの求人検索エンジンでは、無料の掲載枠が用意されています。また、ハローワークへの求人掲載も費用はかかりません。ただし、有料プランに比べて求職者の目に触れる機会が少なくなる傾向があります。
Q. 求人媒体と人材紹介(エージェント)の違いは何ですか?
A. 求人媒体は、企業が求人情報を掲載し、それを見た求職者からの応募を待つ「広告」サービスです。一方、人材紹介は、専門のエージェントが企業の要望に合う人材を探し出し、紹介してくれるサービスです。採用業務にかかる工数やコストの発生タイミングが異なります。
Q. 応募が来ない場合、どうすればいいですか?
A. まずは掲載している求人原稿の内容を見直しましょう。ターゲットに響くキャッチコピーになっているか、仕事の魅力が具体的に伝わるか、募集条件が相場と合っているかなどを確認します。また、掲載プランを上位のものに変更して露出を増やしたり、スカウト機能を活用して積極的にアプローチしたりする方法も有効です。
Q. 複数の求人媒体を同時に利用するメリットはありますか?
A. はい、メリットはあります。媒体ごとに登録しているユーザー層(年齢、職種、経験など)が異なるため、複数の媒体を併用することで、より幅広い候補者層にアプローチできます。ただし、応募者管理が煩雑になるデメリットもあるため、自社の採用体制やリソースに合わせて検討する必要があります。
まとめ
本記事では、様々な求人媒体の種類と特徴、そして自社に合った媒体を選ぶためのポイントについて解説しました。
求人媒体は多岐にわたり、それぞれに強みとするターゲット層や料金体系が異なります。
採用を成功させるためには、まず自社の採用ペルソナや予算を明確にし、それに合致した媒体を選定することが不可欠です。
このまとめで触れたように、広告を掲載するだけでなく、求人原稿の工夫やスカウト機能の活用といった運用面での努力も、採用効果を大きく左右します。
求人媒体の選定だけでは、採用は成功しません。
自社の魅力を整理し、候補者に伝わる形で表現することが大切です。
Piicでは、採用サイトや採用ピッチ資料、パンフレットなどの「採用クリエイティブ」を通じて、企業の採用力を高めるサポートを行っています。
