心を動かす、応援の輪を広げる。障害者スポーツ大会の認知拡大に向けた、世代別プロモーション
滋賀県で開催される障害者スポーツ大会は、地域に根差した重要なイベントでありながら、2023年時点での認知度は全体で31.6%にとどまっていました。特に10代〜30代の若年層では「大会の存在すら知らない」という人が多く、世代に応じたアプローチが不可欠に。一方で高齢層には一定の認知があるものの、紙媒体を通じた継続的な情報接触には改善の余地がありました。私たちは、若年層・高齢層それぞれの生活スタイルやメディア接触習慣を分析し、ただ「情報を届ける」のではなく、「心を動かし、応援を生む」プロモーションを制作することで、イベントへの“参加意欲”や“共感”を喚起する支援を行いました。
高齢層向け施策では、新聞購読率の高い層に向け、新聞折込による広報を展開し、競技情報に加え、滋賀県出身の清水千浪選手(車いすバスケットボール)と福永凌太選手(陸上)のインタビューや紹介を掲載することで、「読む → 知る → 応援したくなる」流れを設計。若年層向け施策では、SNS・動画コンテンツに親和性の高い若年層に向け、YouTube広告を実施し、滋賀県出身の清水千浪選手(車いすバスケットボール)と福永凌太選手(陸上)を起用することで、「夢を叶える」「応援したくなる」感情を誘発するストーリー動画を制作しました。

