洋食とワインのペアリングで”ちょっと特別な時間”を提供するレストラン。マクドナルドでのマネジメント経験を経て、滋賀県で独立。「誰でも気軽に非日常を味わえる空間を」との想いからスタートしたお店は、今や守山の人気店として県外からのファンも訪れる。飲食業を通じて地域に笑顔を増やしたいと語るオーナーに、開業の背景や、滋賀への想いを伺いました。
大学時代にバーテンダーのアルバイトをしていたことがきっかけでした。お客さんとの距離が近く、サービス業の面白さを感じたんです。その後マクドナルドに入社し、経営やマネジメントを学びましたが、ある日飲んだワインの味に衝撃を受けて、「自分でこの世界を広げたい」と思うようになりました。守山には気軽にワインを楽しめる場所が少なく、「だったら自分で作ろう」と思い立ちました。酒屋さんに通ってワインを学びながら、”ワインと料理のペアリングを楽しめるお店”という構想を形にしていきました。
ブランドコンセプトは、「洋食とワインのペアリングで、5,000円前後でも味わえる非日常」です。高級ホテルで２〜３万円を払って体験する非日常ではなく、もっと身近に、気軽に楽しめる”特別感”を大切にしています。家庭ではなかなか作れない洋食を中心に、アヒージョや鴨肉のステーキなどを提供しています。お子様からご高齢の方まで、幅広い年齢層に愛されるお店を目指しています。
はい！プロポーズや誕生日、結婚記念日など、特別な日に来てくださる方が多いです。メッセージプレートを添えたり、写真を撮ったり、思い出を”形に残す”お手伝いができることが嬉しいですね。SNSに載せていただいたり、「最高の1日になりました」と言ってもらえると、こちらも自然と笑顔になります。
コロナ禍の中で、「地元でできることを」と商店街の中で声を掛け合ったことがきっかけです。守山には”名物料理”があまりなかったので、「守山らしい一品をつくりたい」という想いからスタートしました。外出や買い物が制限される中でも、地元の味とおもてなしの心を形にできないかと考え、協力しておせちづくりを進めてきました。
フルーツと洋食を組み合わせた”お宝おせち”は今年が初めてです。商店街の２店舗が知恵と工夫を持ち寄り、守山らしさあふれる新作メニューを完成させています。おせちづくりは20個から始まり、今では限定60個まで増えました。
12月中旬から準備を始め、31日当日は、お客様のおせちの飾り付けや盛り付け、お品書きや包む作業を全員で実施いたします。お客様へは私が直接お渡しさせていただきます。「このおせちで新年が始まる」と言っていただけることが、何よりの励みです。
SNSは単なる宣伝ではなく、「人柄を伝える場所」として大切にしています。料理の写真だけでなく、日常の姿や想いも発信することで、”入りやすい店”という印象を持ってもらえるよう意識しています。
また、プレスリリースを出すときは”ニュース価値”を意識します。タイミングや社会性を踏まえて情報を整理し、1%でも拾ってもらえる確率を上げる。これは接客にも通じる考え方で、”相手の立場を考えて伝える”という姿勢を大切にしています。
はい。カフェや小さなレストランを開業したいという方からの相談を多くいただきます。月1回のオンラインミーティングを行い、資金計画やコンセプトづくりを一緒に考えます。最初は無料でお話しすることもありますが、本格的に動く段階では有料でしっかりサポートします。
「人を採用し、仕組みを回すこと」ーこれが私のアドバイスの基本です。ワンオペでは続かない。だからこそ、チームで支え合える体制づくりを伝えています。
滋賀は人も優しく、治安も良く、本当に住みやすい場所です。ただ、県外からの認知度はまだまだ高くない。だからこそ、お客様が「次どこ行こうか」と話している時は、必ず地元の飲食店や観光スポットを紹介しています。自分の店だけでなく、周りも一緒に盛り上がっていくことが、結果的に地域の魅力を底上げすると思っています。
| 企業名 | Turu no Omotenashi |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県守山市守山1-5-10守山銀座105 |
| 創業年 | 2020年3月2日 |
| 代表者 | 今鶴 博 |
| 事業内容 | 飲食業 |
| 企業ロゴ |  |
